地域で共に生きる一員として、ところざわ学園及び、所沢市立はばたきでは、環境問題を視野にいれたリサイクル事業を行っています。
社会福祉法人藤の実会では、平成15年4月より「施設利用者の日中活動」として、アルミ缶、雑誌、ダンボール、新聞等のリサイクル回収事業を開始することとなりました。
ところざわ学園と所沢市立はばたきは開所以来、どんなに重い障害を持っていても働くことが大切であり、働く中で成長でき、また働いて得た賃金で好きな物が買える喜びが持てる等の方針のもとで、自主製品(陶芸、紙漉)、農業、果樹園芸、下請けを中心に作業に取り組んできました。
そうした中で、ところざわ学園では平成13年度より、障害を持っていてもこの地域で生きる一員として、環境問題を視野にいれた取り組みをしようとの思いから、アルミ缶の回収を始めました。
回収先として所沢聖地霊園、また保護者、職員も学園に持参するという形で協力して頂いております。また、所沢市立はばたきでは、「障害の重い施設利用者の日中活動」として「散歩、ドライブ」等の取り組みをする中で、これに目的を設定し、利用者に「緊張感・目的意識・地域との関わり」を持てるような、また収益を上げ、利用者の賃金として、還元することにより、その生活を活性化するものとしてダンボールの回収は有効と思われ平成14年度から始めました。
このように、両事業者が別々に取り組んできた、リサイクル回収を統合し、共同で回収する事業としました。
共同事業にすることにより、回収先は所沢市内全域へと拡大することが出来、回収品目もアルミ缶・ダンボールから、新聞、雑誌の4種類に拡大しました。
地域回収をするために、施設利用者の家族、法人理事、後援会の役員、法人職員に協力を依頼し、100名以上の方々が協力を申し出て下さいました。
回収方法は、所沢市内を7つの地域にわけ、地域ごとに曜日を決て月1回協力して下さる家庭のご自宅に、利用者と職員が訪問しての回収とさせて頂きます。
この様な経緯で進めてきたリサイクル回収事業ですが、平成24年4月より所沢市立はばたきの就労継続支援事業B型の主たる作業としてより一層地域への貢献を高めていきたいと思います。
変わらぬご支援・ご協力をお願い申しあげます。