令和4年8月4日、職場体験イベントとして、親の働く姿を子どもに見せる「こども参観日」を実施しました。
「こども参観日」は、親の職場を訪れ、働く姿を見せたり仕事内容を説明することで、親の仕事への理解を深めたり家庭内でのコミュニケーションを向上させること、子どもの職業観を育むこと、また、家族と会社の仲間とのコミュニケーションを促進することで職員が働きやすい環境を醸成することなどを目的として、今年度初めて開催しました。
今回は、3家族4名(小学4年生2名、5年生1名、中学3年生1名)のお子さんにご参加いただきました。
今回はそんな「こども参観日」のご様子をご紹介させていただきます!
8時30分
所沢市立はばたきの朝礼に参加
利用者の様子や本日の予定、注意事項、法人他事業所の連絡事項を共有します。
家とは違ったお父さんの真剣な表情に、お子さんも緊張気味。
9時00分
朝礼で一人ずつ挨拶をしてもらった後は、施設内を見学。所沢市立はばたきを出て、かがやきやところざわ学園の見学に行きました。ところざわ学園の利用者から握手を求められ、お互いにっこり笑顔で挨拶をしていました。
10時00分
見学後、はばたきに戻った後は作業体験。普段、利用者の皆さんが取り組まれている陶芸とレザー製品の作業体験を行いました。職員の説明をしっかり聞いて、自分の作りたいものをイメージすると、みんな迷いなく製品づくりに全集中。
プレゼント用にも作っていいよと職員が声を掛けると、『妹にプレゼントする』、『お母さんにプレゼントする』、『家族用につくる』と自分の大切な家族を想って、さらに真剣な表情で製作に励んでいました。
12時00分
昼食の時間。お父さん、お母さんの休憩時間を合わせて、お父さん、お母さんと一緒に食べてもらいました。所沢市立はばたき自慢の昼食は子どもたちにも大好評でした。
13時00分
職員による仕事紹介。そもそもお父さんやお母さんはどんな仕事をしている?お父さんやお母さんが働いている施設はどんなところ?といった内容の話を職員から説明させてもらいました。ご家庭でも話をされているのか、『お母さんは、障害がある人のお手伝いをする仕事をしています』としっかりと説明してくれました。
最後に、みんなは将来どんなお仕事がしたい?と聞くと、『ラーメン屋さん!!』『歌手!』とキラキラした瞳で将来の夢を聞かせてくれました!!
13時40分
ここからは利用者、職員のお手伝いとしてしっかり働いていただきます。子どもたちは、はばたきやかがやきに分かれ、下請け作業に加わってもらいました。タオルたたみの仕事や箱折り、分解作業など利用者と一緒に行いました。簡単そうに見えるタオルたたみの作業も決められた向きがあったりと慣れるまでは難しかった様子。作業をしている利用者の様子を見ながら、午後の作業終了まで行いました。終わった後は、『タオル100枚たたんだよ!』と報告してくれました。
15時30分
所沢市立はばたきにて今日一日の感想を聞かせてもらいました。
・お母さんが真剣に仕事をしていてすごいと思った。
・家とは違って、しっかりしていておもしろかった。
・家とは違うまじめな一面があったのだと思った。
・楽しそうだなって思いました。
・職場の人たちが優しかったし、おもしろかった。
・給食がおいしかったです。
子どもたちから見たお父さん、お母さんの率直な感想です。感想を聞いている職員も楽しく、ほっこりした気持ちで聞かせてもらいました。感想発表の後は、お父さん、お母さんへのお手紙を書いてもらいました。
初めて見る仕事中のお父さんやお母さん。子どもたちがこの日一日、どんなことを感じてくれたのか・・・どんな内容のお手紙を書いたかはわかりませんが、お家に帰ってから心を込めて渡してねと伝え、こども参観日は無事に終了となりました。
翌日、手紙をもらった職員からは、『すごく嬉しかったです。お母さんが楽しそうに仕事をしていて嬉しかったと書いてあって感動しました。』と話がありました。
法人にとって大切な職員の大切な家族。藤の実会はこれからも職員のうしろにあるそのかけがえのない存在も一緒に大切にしていきたいと思います。
ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました。